まず、私を五体満足に生んでくれた両親に感謝します。
私は、自然があふれる和歌山県有田市にて、現在も製造業を営む父と母の間、三人兄弟の真ん中、長男として4300gの巨大児で生を享けました。
幼少期は川でザリガニ、カエル獲り(近所では有名なカエル捕り名人でした。笑)、海では魚釣り、山ではクワガタ捕りに、少年野球児と活発でやんちゃな少年時代を過ごしました。
大学は元々生き物好きが高じて農学部に進学し魚の養殖・海洋学を学び、卒後は何もやりたい仕事が見つからないまま長男であったため家業を継がざるをえませんでした。
ある日、仕事中に突然ぎっくり腰をおこし、その場から一歩も動けなくなりました。
「病院に行かないと…」
なんとか立ち上がり、たまたま通りかかったおじちゃんに『それはスジやから、病院行ってもあかんで、整骨院に行きっ。』
言われるがまま、整骨院に…
整骨院の先生は、痛い腰を一切触らず、なんやら足の骨を触りながら治療していました。
そうするとみるみる腰の痛みがなくなっていくではありませんか。
『なんや、これはー!?』
元々生き物好きでしたから、人体の不思議さに驚きを受け勉強してみたいと思ったのが、この業界に飛び込んだきっかけです。
両親からの快い理解を得たので、どうせ勉強するなら名門校と思い、〈名門〉赤門鍼灸柔整専門学校に入学しました。
そこでの6年間は、夜は学業、朝は治療院で研修アルバイトに明け暮れる日々。
卒業後、鍼灸師・柔道整復師の三種類の医療国家資格をそれぞれ一発合格しました。
免許取得後は整形外科、整骨院に勤めながら学生時代から勉強していたマイオセラピーを極めるため、マイオセラピー創始者 辻井洋一郎先生に師事し、仙台、東京、三重などを中心に技術の研磨・研鑽を重ねてきました。
なおその頃身につけたマイオセラピーは、現在でも当院の施術のベースになっています。
その後ついに念願の地元和歌山での開業に至りました。
開業して多くの患者さまを施術しましたが、中にはどうしても施術の効果が出にくい方がいました。
受付終了後は解剖学、生理学、運動学などの専門書を読み漁るものの、これといった治療の解決策が見当たらずにいました。
また、私自身も帰郷前にスポーツで重度のむちうち損傷をしており、それがもう一つの悩みのタネでもありました。
開業前に地元のあらゆる治療院に行きましたが一時的には改善するものの、すぐ首の鈍痛感が現れおまけに片頭痛まで出てきて頭痛薬を持ち歩く日々…
治療の修行当時から親交のある先輩から、今現在、私が勉強させて頂いている先生を紹介されました。
その先生には治療技術を学ぶ一方、私の首の治療もして頂きました。
その甲斐もあり私の首も格段に良くなっていきました。
その時に知ったのが、人の体は微妙なバランスで成り立っているものだという事、そして筋肉の治療だけでは痛みを楽にはできても、根本的には治癒には至らないということです。
これまで学んできたマイオセラピーに加え、カイロプラクティック、整体などさまざまな治療法を研究し分析する事で、今現在の治療体系が生まれてきたのもこの頃でした。
“みやこつ”は2007年5月に開院し、みなさまのお蔭で地域ダントツ1番の治療院という自負と公言のもと、たくさんの方に支えれれて成り立っています。
来て頂いている皆様への責任として、これからも治療技術の研磨研鑽、質の向上と共にお気軽にご来院いただけ、互いに信用信頼が出来るフレンドリーな治療院を目指します。
どうぞ末永くご愛顧くださいますよう、よろしくお願いいたします。
みやざき鍼灸整骨院 院長 宮崎 恭章
現在も定期的に他府県で活躍されている先生たちと臨床勉強会をおこなっています。